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3月の展示会のお知らせ

3月18日から20日に滋賀県の愛荘町というところで行われるイベントに参加します。

 

麻織物の産地でもある、愛荘町で生み出された新しいブランドの布の発表イベントです。

私はその一角に設けられた北欧コーナーにて展示・販売をさせていただきます。

 

苧麻化衣〜からむしころもとなる〜

2017.3.18 sat – 20 mon

10.00-17.00 (最終日16.00まで)

 

詳細はこちら

 

私は初日の18日にいる予定です。

 

面白そうなワークショップなどもたくさんあるのでとても楽しい時間を過ごせると思います。

ぜひぜひお越し下さい〜☆

 

 

 

 

 

Silk

国産のシルク。

生産量がぐっと減って来ている昨今。

 

需要が減っている、というのはそんなことはない。需要はあるけど作り手がいないんだ、と去年お手伝いしていた養蚕農家の方は言っていました。

 

たしかにその方も高齢になりつつあったし、(年齢差40歳くらいの私に比べて信じられないくらい体力ありますが)後継者のいる養蚕農家はあまりないようです。

秩父で織物をやっている友人の近くの養蚕農家さんでは、幸いにも後継者の息子さんがいらっしゃったけど…

どうにか、続いて行ってほしいなあ。

 

 

テキスタイルの学校に行っているときに先生が、たしか横浜のシルクの博物館のイベントか何かに登場したお蚕様たちの引き取り手を探しているとき、育ててみたい!と言ってわけてもらった初めての蚕。

 

最初は正直、触れない!と思ったけど数時間観察しているだけで最初の印象はどこかへいってしまいました。

触れない!から、触りたい!へ。

ちょっとひんやりしてるのにシルクのようにすべすべで、この虫からあの糸が生み出されるのは納得でした。

(触りすぎると病気になったりするからだめなんだけど)

 

自分の元に来た蚕達の一生を見届け、いつか養蚕の現場を見てみたいと探していたところ、なんと家の近くで一軒だけ養蚕をされている方をみつけたのです。そしていろいろな人に手を借りてようやく連絡先を教えてもらったのでした。

 

 

得体の知れない集団(といっても3人)を仕事場に快く招いてくれたおじいさんは、あっけにとられる我々を尻目に軽快に仕事をこなし(だってすごい量の蚕だったんだもの!)、作業を見せ話を聞かせてくれたのでした。

 

それからも一人で通いつめ、休憩中はおじいさんおばあさんに囲まれつかの間のほんわか時間を過ごし、でも仕事はハードで、毎日蚕の残像が頭にこびりつき寝れない夜もありましたが、私より高齢の方々の仕事ぶりにただただ感服するばかりでした。

 

本当に体力勝負でした。

 

詳しくは違うブログで書いていたんだけど、なんか中途半端なのでまた今年もお手伝いして、それを書いて今度はちゃんとレポートしたいなと思っています。

 

まあ、話はぐっとそれちゃったのですが、国産シルクの現状を知った上でこの糸を買いたいと思っているので、決して安くないけどこれからも買って使って行きたいです。ほんとうに綺麗な糸。

 

できるならばお手伝いしていた養蚕農家さんの繭で作った糸で織りたいのですが、私が去年うっかり体調を崩し2回目のときにお手伝いできなかったのでそれはもう少し先のはなし。だけど近い将来きっとできると思っています。

 

 

 

 

 

Jag behöver solen…

暗い…

 

今日は大雨で本当に暗かった…

雪ならよかったけど雨だし…

 

 

本当は違う写真を探していたのですが、やっぱりこの紫陽花の色がきれい。

去年は庭の紫陽花をコレクションしていました。

今はかさかさになっているけど、この時はまだみずみずしくて色もだいぶ残ってます。

きれいだなあ。

 

 

明日も大荒れらしい。

低気圧のせいもあるしいろいろ重なってまた弱ってきちゃったな〜〜。

 

 

 

 

 

Natural dyeing ④ 紅の花

冷たい水。

紅花です。

 

水温15度以下がいいっていうけど、水温8度でした。

ばっちり。手もぶるぶる。

染める時は温めましたけどね!

 

 

見事な色。

コチニールのピンクも良いけど、やっぱり違うなあ〜。

 

 

かつて庶民が身につけることを唯一許された紅花の色がこのピンクだという。

薄い液で染める色。

 

だけどこの色でも身につけたらすっごい幸せだろうな。

栽培から染色の仕方からこんなに手がこんでいるんだもの。

普段はあまりピンク党ではないけれど、この色はすっごくいい。

 

昔の人はアルカリ性にしたり酸性にしたりこんなに微調整が必要なこと、なんでわかっているんだろう。

昔テレビで有名な染色の方がphの調整のときに液をなめて判断していたのを見たけど、それもすごい!

私はなめる勇気はありませんでした。

なめてもわからない可能性大だし…笑

 

 

 

 

 

Natural dyeing ③

Växtfärgning med indigo, gul lök och kaffe och cochenill.

De blev underbara färger!

 

ここ一週間で染めた草木染め総特集。

なんといってもこの色の組み合わせが好きすぎる。

 

 

昨日は染色場と化した寒々しいお風呂場でひとりせっせと藍染め。

寒すぎて藍の元気がなくなるとあたために台所へ。

 

 

この数日、台所に立ちっぱなしでした。

煮込んだのは食材ではなく、糸。酢酸のにおいが立ちこめるリビング…

 

 

友達のお母さんがいつか、カレーをぐつぐつ煮込んでいるときが一番しあわせって言ってたことを思い出す。

とてもわかる気がする。。

 

 

 

いつもの半分の量のコチニールで、こんなに濃い右側の色になりました。

efterbad(二番液)で、左の色。

 

 

 

 

楽しい!

 

草木染めは、日本でもスウェーデンでも習ったけれど、スウェーデンで草木染めの色見本をみたときの衝撃といったら。

こんなにたくさんの色ができるんだ!と、

しかもビビット。

 

光も空気も景色もちがうから色の感覚もだいぶ違うんだなあ。

わたしの草木染めのやり方は、日本のとスウェーデンのやり方を勝手に混ぜたり部分的に引用したりで、いろいろ混ざってます。

 

日本のやり方は細かくて専門的。染材のことをよく研究されている感じ。

スウェーデンのはおおらかですが、わたしには合ってる気がします。

両方いいんですよね。

 

 

 

 

 

Sjal/ストール

 

そういえば、こちらの方も宣伝し忘れていました。

京都のKitさんにてリネンのお包みやカシミヤ混のストールを置いてもらっています。

 

スウェーデンの古い布の写真からインスピレーションを受けて作りました。

普通はこの織り方だとこういう縞模様の作り方をあまり見ないのですが、いろいろ遊べる織り方です。

 

 

Kit

602-0875
京都市上京区信富町299

http://kit-s.info

 

こちらの記事に詳しく載せていただきました!

 

まだまだ寒い日が続きますね〜

今日は晴れてるのに雪が降ってきて、明るくてきれいでした。

 

今日は、ほぼいちにち明日の染色のための仕込みに費やしました。

 

といっても黄色は染めましたよ!

明日乾いてから色を見るのが楽しみです。

 

 

 

 

 

Lin Handdukar / Linen towels

リネンのハンカチ、京都のUmweltさんに納品しました。

10日から梅見月の布市が開催されるようです。

スウェーデンの古い布などが見られるみたいです。

 

そちらと合わせてこのリネンの布もぜひご覧ください〜

 

 

Umwelt

〒604−0962

京都市中京区夷川通御幸町西入達磨町588−1

http://umwelt-ebs.blogspot.jp

 

 

 

 

 

Natural dyeing ②

 

Tuesday : logwood

 

さて火曜日は、ロッグウッドの日でした。

見事なグレー、この色に吸い込まれるように見入っちゃいます。

 

グレーなのに冷たくない、化学染料にはない柔らかい複雑な色相がこの色を出しているように思います。

 

藍染めした糸に上掛けしたのですが、普通の白い糸となんら変わらないグレーが出ました。

平等なのですねえ。思惑は外れましたが気に入っています。

 

 

 

facebookを見たら、スウェーデンの織りの先生が相も変わらず織りの話ばかりを載せていて、とても安心しました。

私も友人に、変わらなくていいねえと言われて意味がよくわからなかったけど、それってこういうことかあと気づきました。

たしかにホッとするなあ。

変わらないっていいな。ほんとうは変わっているんだけど。

 

 

昔カイコガを育てたことがあって、その子が卵を産みました。

 

卵は初め、黄色だったのに春になるとどんどんピンクになって、しまいにはグレーになっていきました。

毎日見てるのに、どんどん変わって行く色の変化が大きな輪っかみたいに感じられて、そうか、色はつながっているんだと改めて意識しました。

 

まあ、色相環ていうのがありますからね、、、でもときに初めて目の当たりにした感じだったのです。

他のものに比べて蚕のいのちのスピードは速い気がするので、それで卵の色の変化がはっきり見えたのかも。

 

 

草木染めの色も、変わって行くと思います。

毎日気づかないように変わっていくのが自然なことな気がします。

色をとどめようとしたって、無理なんだろうと思うのです。

 

そんなことを考えながら、このグレーに見入っている次第です。

今しか見られない色なのです。

 

 

 

 

 

Natural dyeing ①

 

Indigo x cashmere x cotton

 

今週は、勝手に染色weekにしました。

月曜日は藍染め。

 

ずっとずっと頭の片隅には藍染めをしよう!とあったのですが、2月になってようやく動けるように、、、

昔草木染めをしてた時のメモをいろいろ引っ張りだしてみると、ほお!こんな感じだったかと思う。

 

すっかり忘れていて、いつになっても新鮮(良く言えば)でした。やらないと忘れちゃう

 

こないだ錆びた釘を大量に発見したので、媒染用に鉄を作ろうと思ってます。

 

染色前と、染色後。

そしてまた染色。

 

私がいちばんわくわくしているよ!

 

 

 

 

 

Vinter/Winter

こんな天気の2日後は…

 

晴れた!

6-7度はあったのかな。スウェーデンに住んでた頃は、0度になるととても暖かく感じたものだけどこっちにいると0度でも寒い寒い

 

春になれ〜と思ったり、でも雪が残ってるうちに試したいことがあるからちょっと待って!って焦ったり。

まごまごしてますが明日こそやるぞ!(明日っていう時点であやしい、、、)

 

 

 

ちゃんと仕事もしてますよ、、、!と、誰に言うでもないのですが

 

ロックミシンの糸調子ってなんでこんなに調節が難しいの??調子合わせるのに糸使い切るんじゃないかという勢い。向いてないんだなあ、、、、、、

どなたかお助けをー