Autumn
I have two exhibitions in December in Tokyo!
12月は都内の二カ所で展示会をさせていただきます。
いとへんworks
一本の糸に始まる「いとへん」の仕事をしているそれぞれ特色のあるブランドの合同展です。
4月の展示会でもご一緒させていただいたアパレルブランドのC.P.KOOさんと、ニット小物のNIJIIRO Campさんとの展示会です。それぞれの素材がどのような形になって集まるのかとても楽しみです。
私は今のところ9日の金曜日と11日の日曜日に在廊させてもらおうかと思っております。ウールのストールを中心に出します。
2016.12.5 mon – 11 sun
12.00-19.00 (最終日は17.00まで)
gallery como
〒107-0062
東京都港区南青山4-7-7
Tel 03-3470-0019
http://www.comocomo.net/
daily
池谷 三奈美(ガラス) / itori (織り) / macoto (リトグラフ) / 内山 咲 (陶器) / Kazutaka Yagi (絵画) / Yuto Yamazaki (木彫)
身に着ける、部屋に飾る、食卓で使う。
毎日の生活になじみながらも、変化や彩りを与えてくれる静かで存在感のある作品を展示販売いたします。私はストールやテーブルウェアを出品する予定です。
2016.12.13 tue – 18 sun
12.00-18.00
ギャラリーイロ
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-37-7-101
http://1-6.jp
ギャラリーの方が展示に合わせて特設ウェブサイトを作ってくれました!
こちらもぜひご覧下さい。DMとは違った作品が見れますよ!↓
http://1-6.jp/daily/
初日の13日に在廊する予定です。他の作家さんの作品も見られるのでとても楽しみです。
皆様どうぞお越し下さい!
イロでの展示会が今年最後の展示になります。最後までわくわくしながら展示を迎えられたらいいなと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
Thank you for coming to my exhibition!
Tack för att kom till utställningen i Hanno!
飯能、モクモクコーヒーでの展示にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
長かったようなあっという間のような時間でしたが、気づけばたくさんの方に見ていただけてとても嬉しかったです。
懐かしの場所での展示はいつもと少し違った気持ちで過ごす事ができました。会場も、日当りもよく光がたくさん注いでとても気持ちのよい場所でした。
この場所を提供して下さったモクモクコーヒーさんやアカイファクトリーの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
来ていただいた方といろいろな制作の話をしながら、また作りたいものへの気持ちが湧いて来たのでどんどん制作に励みたいと思います。
本当にどうもありがとうございました!
飯能、モクモクコーヒーでの展示は13日の日曜日までです。私はまた日曜日に行きますのでどうぞモクモクコーヒーのおいしいコーヒーとスウィーツを食べに来がてら覗いてみてください。
このティーマットはまさにfika用に織ったものです。ランチョンマットより少し小さいサイズで、fikapaus (お茶の時間)には大活躍すると思います。
手紡ぎの麻糸が機械的ではない、ちょっといびつで味のある布になりました。麻という素材はスカンジナビアでは生活に欠かせないものでした。麻の生地を服に仕立てたり、身近な布として使っていました。
手紡ぎ手織りとなると今では博物館などでしか見られないようなものになってしまいましたが、たまにアンティークとして出回っています。ずっと使い込まれて、時間が経つほどに馴染み、今見ても美しい布です。
そんな風にずっと大事に使ってもらえて残っていくような布になったらいいなと思い織りました。
この布はとにかく時間をかけて制作しました。
まず糸作りからです。麻の繊維は紡ぎやすいものを使いましたが、それでも私のペースでは100g紡ぐのに大体5〜6時間くらいかかります。紡いでいると時間を忘れるので時計をみてびっくりでした。
麻糸を紡いだあとに撚り止めをし、植物で染めます。黄色は玉ねぎの皮で、青は藍染めです。
玉ねぎの皮を煮だし、染液を作ります。麻のような植物繊維は染まりにくいので、染まりやすくする加工をしなくてはなりません。
それ用の薬品も売っているけれど、今回は豆汁を使いました。しかも国産、北海道産の大豆です。(買いに行ったところにそれしか売っていなかったからなのですが、、一応こだわってみました)
大豆を一日水に浸して砕き、その汁を使います。その汁に浸しては乾燥を数回繰り返しました。
その後に玉ねぎの染液へと入れ煮ます。色が定着するまで何度か重ねて染めました。染めた後も、その色を定着させるためにミョウバンの液でさらに煮ます。
藍染めは、すくも藍を使って薄い色からだんだん濃くするためにこちらも延べ一週間くらいかけて、空気にさらしては染め、という行程を繰り返しました。
色が染まったらあとは普段通りに機にかけて織って行きます。手紡ぎのため糸が切れやすく、少し苦労しました。
織り終わってからは仕上げ、端を縫って行きます。ミシンの跡があまり好きではないので全て手縫いしました。効率が悪いけれどやっぱり時間をかけて手で縫って行く方が愛着がわきます。
そして少し特別な、シワを伸ばす作業をしてピシッとした布に仕上げます。アイロンではありません。これは内緒。。。ってほどでもないんですが。もちろんアイロンでピシッとする方法もあります。
そうしてこのマットが仕上がりました。ずっとずっと密かに、生活にとけ込んで使ってもらえたら嬉しいです。