染めない色 / uncolored
Ofärgad
わかりにくいですが、先日このブログで紹介した玉ねぎ染のマフラーの色違いです。
白の中にうっすらと
見えるのか見えないのか
影があるから浮かび上がる模様。
洗ってできた布の凸凹の感じが、私にはちょっと遺跡みたいに見えています。
こちらもあたたかなメリノウールと、とても柔らかいウールの糸で織っているのでそっと首元を温めてくれます。
色を染めるのも好きですが、染めていないウールの色もまたとても美しいのです。
Ofärgad
わかりにくいですが、先日このブログで紹介した玉ねぎ染のマフラーの色違いです。
白の中にうっすらと
見えるのか見えないのか
影があるから浮かび上がる模様。
洗ってできた布の凸凹の感じが、私にはちょっと遺跡みたいに見えています。
こちらもあたたかなメリノウールと、とても柔らかいウールの糸で織っているのでそっと首元を温めてくれます。
色を染めるのも好きですが、染めていないウールの色もまたとても美しいのです。
冬のあたたかな一日 at GASA*
先週末から始まりました。
blogでも実際にストールを巻いたところをご紹介いただいています。
とても嬉しい!
こちら、玉ねぎで染めたストールです。
レースのような、陽に透かすと織り目が透けて見えます。
暖かい太めのウールと、少し細い番手のメリノウールで織っているのでレースのところ以外は目が詰まっていて首元をしっかり温めてくれます。
どうぞお手にとってみてください。
冬のあたたかな一日
2018.11.17 sat – 11.25 sun (期間中休み 19 mon)
12.00 – 20.00
yagate 器 × itori ストール、布もの × teteria ミルクティー茶葉
東京都港区白金台3-18-5
TEL : 03-3443-9895
いってらっしゃい
東京で会いましょう
ようやく荷物の発送が終わり少しほっとしました。
展示会へは残念ながら在廊できないのですが、東京へ向かった布たちよ、頑張れー!と心の中でエールを送っています。
今回織ったこのストールは、ずっと大事にとって置いた真っ赤な糸を経糸に使いました。
もう手に入らなくなってしまった糸なので いつか、これ!という織りの時に使おうと思っていたのでした。
赤い糸だけで織るものいいかなあと思っていたのですが、シルクの紅茶染の優しいベージュを組み合わせてマイルドに。
そしてさらに模様を織り重ねていくとまた違った色に変化しました。
最初の赤もいいけれど、このオレンジとの組み合わせも面白いかもしれないと思いました。
薄いですが暖かく、さらっと羽織れます。
このくらい薄いと持ち運びもしやすいし、肌触りがいいので気に入っています。
東京での展示会に並びますので、ぜひ触って、羽織ってみてください。
Exhibition at GASA* in Tokyo!
冬のあたたかな一日
2018.11.17 sat – 11.25 sun (期間中休み 19 mon)
12.00 – 20.00
yagate 器 × itori ストール、布もの × teteria ミルクティー茶葉
東京都港区白金台3-18-5
TEL : 03-3443-9895
来週から東京で展示会があります。
Exhibition at GASA* in Tokyo!
冬のあたたかな一日
2018.11.17 sat – 11.25 sun (期間中休み 19 mon)
12.00 – 20.00
yagate 器 × itori ストール、布もの × teteria ミルクティー茶葉
東京都港区白金台3-18-5
TEL : 03-3443-9895
冬にむかい、空は白じろと、頬にあたる風は冷たくなってきます。
あたたかな家の中には、ゆったりとした午後の日差しが。
柔らかなストールにくるまり、暖かいミルクティーを注いだ器を手に
おやつの時間にいたしましょう。
今回は大きめのストール、幅の短いマフラーなども織りました。
フィンランドの織りやデンマークの織りの本、もちろんスウェーデンの織りなどから少しアレンジして模様を作りました。
去年あまり染められなかった暖色系の色も染めています。
残念ながら在廊は難しいのですが、gasa*の素敵な空間で展示会をさせていただくことにドキドキしつつもとてもワクワクしています。
どんな展示会になるのか楽しみです!
どうぞお近くにお越しの際はお立ち寄りください。
さっぽろ東急での展示会にお越しいただいた皆様、応援してくださった皆様ありがとうございました。
現地に伺うことはできませんでしたが、毎日たくさんの方にお越しいただいたとお聞きしてとてもありがたく、嬉しく思っています。本当に感謝しています。
織った布が、手に取ってくださった方、使ってくださる方とともにこれからの年月を重ねて行ってくれたら嬉しいなあと思います。
織るのが楽しい日々を送れることに心から感謝です。
また次も見ていただけるように新たな制作に取り掛かっています。
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先日の台風の被害がまた各地であり、そしてまたもう一つの台風が来ています。
インドネシアでの地震と津波も本当に大変なことになっていて、心が追いつかない毎日です。
少しずつ、できることで支援していきたいと思っています。
– スウェーデン織りを学んで –
さっぽろ東急 6階プレミアムスクエア
9/27 (木) 〜 10/3 (水)
10.00 – 20.00 (最終日は17.00まで)
〒060-8619
札幌市中央区北4条西2丁目
TEL 011-212-2266 (直通)
札幌の東急百貨店にて、スウェーデンで織りを学んできた作家3名の展示会を開催していただくことになりました。
今回ご一緒する藤野華子さんは、私がスウェーデン留学中に一緒に学び、そして日本に帰って来てから初めての展示会を一緒にさせてもらった友人です。
スウェーデンのクラシックな織り模様でも、彼女に織らせると色が華やかで現代の生活にも馴染むモダンなものになるのがすごい!と思っています。
そして何よりクオリティの確かさ。学校在学中も、夜遅くまで残って作業しながら2人で、あーでもないこーでもない、と織りについて色々話したものです。
帰国後すぐの展示会後、それぞれの活動に専念していましたが、またこうして一緒の場所で展示していただけるのがとても嬉しいです。2人とも、変わったかなあ。
そしてもう一人、堀田ふみさんは、スウェーデンにいるときからしょっちゅうそのお名前が耳に入ってくるほどテキスタイル業界でご活躍されていて、スウェーデンでもテキスタイルデザイナーとして数々の作品を生み出しています。
一度、東京で通りがかったギャラリーで偶然堀田さんが展示会をされていて、しかもちょうど在廊中だったのでお邪魔したことがあります。
堀田さんの織りも色使い、そして模様の切り取りかた、そしてものの作りがとても丁寧で憧れの方です。手織りもできるデザイナーさんなんて最強です。
今回まさかご一緒できるなんて!と嬉しいけれど少し緊張しています。
現在は山梨県に工房を構えてワークショップをされたり地元の機屋さんと一緒に布地をデザインされたりと、ますます活躍の幅が広がっています。
私もいつか工房を訪れてみたいと思っています。
さらに、この企画を立てられた北のクラフトいぷしろんの舟見さんとの繋がりを作ってくださった、
スウェーデン在住の素敵な方も、今回アンティークのコレクションを並べていただくという形でご一緒でき、私にとってはちょっとスペシャルな嬉しい展示会になりそうです。
またまた残念ながら会場へ出向くことができないのですが、見に行きたい気持ちが抑えられません。
今回は私はストールを中心に出品させていただきます。
お近くの方はどうぞ足を運んでみてください。
よろしくお願いいたします。
西日本の豪雨から、大阪(関西)の台風そして北海道の地震と停電と、被災された方々にお見舞い申し上げます。
当たり前だった日々が一瞬で変わってしまうことがどんなに大変なことか。
どうか1日でも早く心が休まる日がきますように。また日常の生活に戻れますように。
今自分にできることを考えています。
こんな時なのですが、
札幌にあるギャラリー、Craft Agerでストールなどを展示会の一角においてもらっています。
私の布も、ただの布としてではなくて生活の中に取り入れた時のイメージがわかるような、素敵な空間を作っていただいています。自分の元にいた時とはまるで違う顔になっていて、おお!これがあの子(布)か。とちょっと誇らしく思ったりもしています。
これからも手仕事がずっと残っていくように、日々考えて提案していらっしゃるオーナーの舟見さんにこうして北海道の地でご紹介いただけることがとても嬉しいです。
北海道、ずっとずっと行きたかったのですが、来年こそは訪れて北の地の空気を吸いたいと思っています。
京都、Kitさんでの展示会にお越しいただいたみなさま本当にありがとうございました。
無事に、という言葉が合っているかわかりませんが少しだけひと段落して、次に進めそうです。
いつもご支援いただいてくださる方のおかげです。まだ続けていいよと言ってもらえている気がしてとても励みになっています。
絣にチェック、とても奥深くて色々考え始めると止まらなくなります。
単純な中にある面白さ、美しさ、これからさらに自分なりに探っていきたいなあと思いました。
暑い暑いと言ってきて、ようやくクーラーも設置できたかと思えばすっかり秋の空気。
2、3日前には寒すぎて冬の辛かった寒さを思い出してしまいました。
でもまた暑くなるんですよね。まいった。
話は変わりますがようやく車検が終わり心の中のつっかえ棒が取れたようです。
見積もり書を頂戴した時は、水木先生ばりのフハッ!となりました。そして夢でもまた金欠にうなされるという。。
でもこれで安心して乗れるならば仕方がない、、と覚悟を決めてお支払いしましたよ。
車のことって全然よくわかりませんものね。
色々いっぺんにありましたが、何はともあれ次の制作に進んでいます。
やっぱり楽しい。
Kitさんでのテキスタイルフェア、明日までです。
伺えないのでそわそわしていましたが、おそらく現地にいたらもっとそわそわしているんだろうなあと思います。
先日の続き。
絣布の染色編です。
絣糸を作るには、模様の出る部分をひたすら括って染まらないようにした上で、染色する必要があります。
元になったシルク布は模様が白抜きでなく、色糸の上から、さらに染め重ねて違う色を出していました。
それに習って私も、そうすることに。
どんな色の模様にしよう?そして染め重ねる色は?
と、糸を見ながら考えても実際にやってみないとわかりません。
まずは購入した未精練のシルク糸を精練(買った時はタンパク質が付いているので、それを必要に応じて除去しなければなりません)する作業から。
ひたすらコトコトと糸を煮込みます。
精練が終わったら草木染めにかかります。
草木染めでも、色素を出したいものをまず煮出して冷まして、そして糸を入れてまた煮ます。
染色はとても体力を使いますが楽しいので、終わりがありません。
気づけばたくさんの色が染まっていました。(それだけで小躍りしたい気分ですが、本番はこれからです)
そして染めて数日置いてから、糸の模様部分を染まらないようにくくる作業です。
模様を描き起こすところから始め、絣糸の長さの計算などなども必要です。
とにかく頭が混乱する作業ばかりで焦る私。時間がありません。
そしていざ染色へ!
・・・
ところが、染めをいくら重ねても全然うまく色が定着しません。
写真は何度か染め重ねた後の糸です。(なかなか汚い写真ですみません)
これが全然ダメで、そして結果的に糸が使い物にならない状態へ、、、
この数週間かけて作った絣糸がダメになって、しばし落ち込みました。
でも諦めるわけにいかないのでダメなら次の作戦です。
解決策、、、これならいけるんじゃないかとひねり出し、2回目だから前回よりは早くできたのもありで、なんとか染め重ねることに成功!
あとは織るだけです。
一番最初の写真が、織っているところ。ちゃんと模様が出た!!
できたよー!!と、スウェーデンにいる先生たちに大声で報告したい気分でした。
絣の織りに関しても失敗続きだったので、今回はその失敗から学習し、特に大きな問題もなく織ることができました。
失敗はするものですね〜(できれば時間のある時にしたいのですが)
今回はとにかく、織り上げられたことが嬉しくてもし売れ残ったら自分のものにしよう♪と思っていましたが、どうやら素敵な方との出会いがあったようです。
本当に嬉しいです。
そんなこんなでしたが、イベントも残り一日。
他にも見ていただける布があると思うので、もしKitさんでご覧いただけましたら嬉しいです。
今年の小さな布たち展は、夏の開催、しかも明日からです!
3日間だけの開催となります。
8月11日(土) – 13日(月)
at Kit (京都)
〒602-0875
京都市上京区信富町299
TEL 075-744-6936
Kit HPはこちら
小さな布をたくさん織りました。
京都で布が全部並ぶのを見たかったのですが、この暑さで参ってしまい行かれなくなってしまいました。
布だけが身軽に飛んでいきます。
もし京都へお出かけの際はお立ち寄りいただけると嬉しいです。
今回は、一枚のシルクの絣の布をヒントに、この写真の絣の布を制作しました。
元になったシルクの布は黒い地に、太い青いラインが端にあしらわれ、その反対の端には絣の模様が織られている、しかもタテとヨコ両方の絣という手の込んだものでした。
この類の絣布は、スウェーデンに残るものでは1700年代終わり頃から織られていたようです。
その布を博物館に寄贈した女性の、おじいさんのそのまたおばあさんの時代に作られていたとか。
そんな素晴らしい布、どんな織り機で、どんな糸で織られていたんだろう。
布をパソコン越しにじっと観察し、織り方の解明から始めました。
ですがやはり現物を手で触れないということで困難を極め、書き起こした組織図(織りの設計図)で試し織りをしましたがそれも何か違う。手直しをし、織り直す。
そんな工程を繰り返し自分なりに結論にたどり着きました。
きっとこう織ったんじゃないだろうか、そして、その模様を織りだすには相当に細い糸が使われていたのであろうと思いました。
その結論から発展させ、今のこの織り機でできるもの、自分の扱える糸ということで素材も決めました。
使うのは日本の絹糸です。
数年前に養蚕農家さんの元へちょこまかと出入りし、その仕事量や大変さや面白さも垣間見ていたので、日本の絹がずっと残っていくように、と国産の糸にこだわりました。
大事な糸を染めるには、化学染料でなく草木染めでやりたい。きっと元になった布が織られた頃は、化学染料はまだ入ってきてないはず、、、とも思いました。
長くなりそうなので、これは織り編にします。
染色編はまた次回。