Autumn
Thank you for coming to my exhibition!
Tack för att kom till utställningen i Hanno!
飯能、モクモクコーヒーでの展示にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
長かったようなあっという間のような時間でしたが、気づけばたくさんの方に見ていただけてとても嬉しかったです。
懐かしの場所での展示はいつもと少し違った気持ちで過ごす事ができました。会場も、日当りもよく光がたくさん注いでとても気持ちのよい場所でした。
この場所を提供して下さったモクモクコーヒーさんやアカイファクトリーの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
来ていただいた方といろいろな制作の話をしながら、また作りたいものへの気持ちが湧いて来たのでどんどん制作に励みたいと思います。
本当にどうもありがとうございました!
飯能、モクモクコーヒーでの展示は13日の日曜日までです。私はまた日曜日に行きますのでどうぞモクモクコーヒーのおいしいコーヒーとスウィーツを食べに来がてら覗いてみてください。
このティーマットはまさにfika用に織ったものです。ランチョンマットより少し小さいサイズで、fikapaus (お茶の時間)には大活躍すると思います。
手紡ぎの麻糸が機械的ではない、ちょっといびつで味のある布になりました。麻という素材はスカンジナビアでは生活に欠かせないものでした。麻の生地を服に仕立てたり、身近な布として使っていました。
手紡ぎ手織りとなると今では博物館などでしか見られないようなものになってしまいましたが、たまにアンティークとして出回っています。ずっと使い込まれて、時間が経つほどに馴染み、今見ても美しい布です。
そんな風にずっと大事に使ってもらえて残っていくような布になったらいいなと思い織りました。
この布はとにかく時間をかけて制作しました。
まず糸作りからです。麻の繊維は紡ぎやすいものを使いましたが、それでも私のペースでは100g紡ぐのに大体5〜6時間くらいかかります。紡いでいると時間を忘れるので時計をみてびっくりでした。
麻糸を紡いだあとに撚り止めをし、植物で染めます。黄色は玉ねぎの皮で、青は藍染めです。
玉ねぎの皮を煮だし、染液を作ります。麻のような植物繊維は染まりにくいので、染まりやすくする加工をしなくてはなりません。
それ用の薬品も売っているけれど、今回は豆汁を使いました。しかも国産、北海道産の大豆です。(買いに行ったところにそれしか売っていなかったからなのですが、、一応こだわってみました)
大豆を一日水に浸して砕き、その汁を使います。その汁に浸しては乾燥を数回繰り返しました。
その後に玉ねぎの染液へと入れ煮ます。色が定着するまで何度か重ねて染めました。染めた後も、その色を定着させるためにミョウバンの液でさらに煮ます。
藍染めは、すくも藍を使って薄い色からだんだん濃くするためにこちらも延べ一週間くらいかけて、空気にさらしては染め、という行程を繰り返しました。
色が染まったらあとは普段通りに機にかけて織って行きます。手紡ぎのため糸が切れやすく、少し苦労しました。
織り終わってからは仕上げ、端を縫って行きます。ミシンの跡があまり好きではないので全て手縫いしました。効率が悪いけれどやっぱり時間をかけて手で縫って行く方が愛着がわきます。
そして少し特別な、シワを伸ばす作業をしてピシッとした布に仕上げます。アイロンではありません。これは内緒。。。ってほどでもないんですが。もちろんアイロンでピシッとする方法もあります。
そうしてこのマットが仕上がりました。ずっとずっと密かに、生活にとけ込んで使ってもらえたら嬉しいです。
いよいよ、飯能での展示まであと4日となりました。
バタバタしていますが、無事に初日を迎えられるように頑張ります!
経糸と緯糸から生まれる新しい色の奥が深すぎて、まだまだやりたい。
Thank you for coming our exhibition!
弘前のCASAICOさんでの展示が終わりました。たくさんの方々にお越しいただき、とても嬉しかったです。
私が滞在できたのはわずかな時間でしたが、その中でもたくさんの方とお話しでき励みになりました。支えられているなあと思い本当にありがたい気持ちで胸がいっぱいになりました。
また弘前でお会いできますように!
次の展示は11月4日から。埼玉県飯能市で初めての一人展です。またお知らせします!
いただいた言葉を励みに、制作に打ち込みたいと思います。本当にありがとうございました!
Sjal i silke. Den är tunn, men varm! Älskar det här silkesgarnet.
身をつつむもの、ストールというよりもヴェールみたいな薄くて軽い巻物です。
繊細な絹の細い糸で織った地に、ウールの糸で下の部分に模様を付けました。
いつも作るものとは少し違う感じになったのですが、自分ではとても気に入っています。
とても薄いですが、空気を含んだ絹がしっかりと保温してくれます。
京都のKitさんで取り扱っていただいています。数が少ないので、もしご興味があればぜひ実際に手に取ってご覧下さい*
Kit
http://kit-s.info
〒602-0875 京都市上京区信富町299
TEL 075-744-6936
Handspun silk yarn / 2016
誰が作ったかわかる絹。
いただいた繭の毛羽を取り、煮て真綿にする。
真綿にする作業は思っているよりなかなか時間のかかる作業だ。気づけば半日が平気で過ぎていたりする。
真綿にしたあとはそれを紡ぐ。紡ぐのも、時間のかかるわりにそんなに量ができない。
それでも、その長い長い時間をかけて作った糸、とりわけ、どこの誰が育てた蚕の繭からできているのかがわかるというのは格別だ。この糸を、繭を作ったあの人に見せに行きたい。
この質感がすごく気に入っている。この絹糸はすごいな、と思っている。力のある糸ってあるんだな。いろいろ織りたくなる。
Älskar det här silkesgarnet. Det är så vackert.
ちょっと光が射してきたような気がします。
大雨のあとの水たまり。だだっ広い広場でゲートボールをするおじいさんおばあさんたち。私も年をとったら、ゲートボールをするようになるんだろうか?
グラデーションの麻のストール。半分で折り曲げると左右で色が変わって見えます。織り機の上ではわからなかった面白い効果。
明日3日から始まる山形ビエンナーレの期間中に、山の形ストアというお店が出来ます。そこに出品させていただくことになりました。こちらのストールもそこで、ぜひ見てみて下さい。
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