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夏のハンカチ / Sommarshanddukar

今日はブログ更新2本だて!

少し前ですが、京都のUmweltさんに夏のハンカチを納品致しました。
ブログで私の北欧旅についてもご紹介くださっていますので、よろしければご覧ください。

こちらは、こんなに暑いのは初めて?!ってくらい先週末からフェーン現象による猛暑が続いています。
色や手触りだけでも涼しいものを身につけたいですよね。
暑さには弱くて夏は苦手なので、元気が出るようなハンカチを、という気持ちを込めてデザインしました。

下の方のハンカチは、ラミーの糸とリネンの糸で織ってあります。
ラミーは手触りがスベスベで光沢もリネンよりもあるように思います。
お気に入りの糸ですが、このハンカチは半端に余った糸を活かすというプロジェクトでもあるので、今回のハンカチで余すとこなく使い切りました。なのでハンカチの色のバリエーションが多めです。

山登りのお供に、お出かけのお供に、いつでも持って歩いていただけたら嬉しいです。ぜひUmweltさんの店頭でご覧ください。






Exhibition in Sapporo


庭の紫陽花も色付いてきました。

スウェーデンから帰ってきた直後の6月の時差ぼけの夜に、ぼんやりと脳裏に浮かんできたのが紫色のストールでした。

あまり使ってこなかったけれど、紫も綺麗だなあ
そんなことを思いながら、同じストールを作ろうと決めて記憶に留めていました。
実際に糸を染めてみると、頭の中にあった紫色よりもずっと明るく染まったのですが、これはこれでいい色になったので経糸に使うことにしました。
それで織ったのが一番上の写真のストールです。

スウェーデン、デンマークにいた頃はライラックも藤の花も満開で、あちらこちらに紫色が溢れていました。
それはそれは綺麗で、その紫色が目に焼き付いていたのかもしれません。
同じ経糸でもう一種類織ったのですが、そちらも違う紫になりました。
来週から札幌で展示会に参加させていただくので、そちらでご覧になれます。
ご興味がありましたらぜひお越しください。

Agerの衣食住と遊び from HAKODATE
7/11 tue – 16 sun
10:00 – 18:00 (最終日は16:00まで)
ギャラリー大通美術館
札幌市中央区大通西5丁目11 大五ビル
いぷしろん企画室のインスタグラムで詳細がご覧いただけます。




Till Sverige / スウェーデンへ

だいぶ間が空いてしまいました!
かろうじて1ヶ月に1度くらいの更新頻度を保っていた(いない?)ものの、2月以来久しぶりの投稿になってしまいました。

最近のご報告を。

5月末〜6月上旬に念願のスウェーデンに行ってきました!
行く前はあれこれ気を揉み、とても悩んで航空券なども手配していましたが、行ってみれば、あれ、何をそんなに心配していたんだっけ?と思い出せないほど、到着と同時にすっかり馴染んでいました。

私はなんと6年ぶり。懐かしいー!と思う気持ちもありましたが、昨日までいたよな〜というような感覚にもなり、来れなくてヤキモキしていた時間が全部吹っ飛んだ感じでした。

ストックホルムも良かったのですが、やっぱり落ち着くのはダーラナ地方。
レクサンドや、その近くの自分の行っていた学校などを訪れ、本当に楽しい気持ちがたくさん蘇ってきてとにかく元気をもらいました!

友達の住むダーラナ南部も本当に綺麗でした。
子供達が森の中で摘んだお花でブーケを作り、夏には湖で泳ぐ。

人間も自然の一部なんだという、スウェーデンにいた頃に感じていた思いを改めて身をもって思い出し、なんて豊かなんだろう、と心が満たされる思いでした。


Summer

すっかり投稿が滞っておりました。あっという間に8月です。

6月〜7月にかけて、結城で展示会がありました。
7/10には私もワークショップのため、1日だけお邪魔してきました。
お越し下さった皆様本当にありがとうございました。

ちょっと面白い構図ですが、午前中はバンド織りのワークショップをしました。皆さんの手元の写真を撮ればいいものを、、なかなか撮れず後ろ姿だけです。

こちらは午後の、コースター織りのワークショップの様子です。
真剣に取り組まれていて3時間集中して織っていました。
素晴らしい集中力です。

素敵にディスプレイしていただいてとても嬉しかったです。


余談ですが、結城に向かう際に前泊する予定で家を出発したのですが
出る直前にケータイの電源が入らなくなり、修理もできずしばらくケータイなし生活を送っていました。

時間もわからないし電車の乗り換えもわからないし、、駅員さんは電話も貸してくれないし、、

せめて普段から時計くらいは身につけておかねばなあと思いました。

と、言いつつも暑くて腕時計などしてられないですよね。
他に色々書くつもりが、全く違うことを書いてしまいました。

結城から帰ってきてからはハンカチの製作依頼がたくさんあったので、それを日々製作しているところです。
まだまだ終わりません〜〜




3月のイベント出展のお知らせ

2月があと一週間になったところで、3月に控えているイベントのお知らせです。

3月17日 (水) – 3月23日 (火)
MARUTA 期間限定ショップ
エムアイプラザ 三越山形店  1階エスカレーターサイド
午前10時-午後6時30分  最終日は午後5時閉場

どんな雰囲気になるかわかりませんが、今準備を進めています(必死!)
できれば実際に店頭に立てればとも思いますが、まだ未定なので決まり次第お知らせします。


染めから始まり、試し織り、そして本番の織り、それからの最終仕上げという流れで進めているのでとにかく時間がかかり、大量生産できないのが苦しいところですが、織るのだけは速いと思います。
仕上げして、織ったもののデータをまとめて写真を撮って、、、というのはのろのろ。


話の流れとは違うのですが
10年前の10月、私のスウェーデン留学が始まりました。
時の流れを速く感じるのですが、2021年になってからあの頃の記憶や感じたものをまた頭の中に巡らせることが多くなってきました。

織りを始めてからは12年くらいでしょうか。
デンマークの大先輩は、60年織りをやってる!と言っていたので、目標にしています。長生きも頑張らないとですね。




Många bilder / たくさんの写真

織りの資料をまとめるために写真を探し始めたら、昔の写真を見始めてしまって止まらない。

懐かしの、スウェーデンの写真。我が親友よ。

撮りためた写真を再度見直したら、やっぱりスウェーデンはテキスタイル大国だなあと再確認。
この空気感は現地じゃないとなかなか感じられないので、早くまたスウェーデンに行けますように!

この写真は、ある民族衣装の再現プロジェクトのためにみんなで染色して、織りのコースだったこの子と2人で必死に織って、やっと織り終わってからの喜びのダンスの時のもの。

大変なプロジェクトだったけど、写真で振り返るととにかく懐かしい!
少し写真を見ただけでも、心の中で思い出のスウェーデン旅行ができた。

今は余裕がなくてギリギリの毎日だけど励みになるー。
ちょっと苦しくなってきたところだったので、肩の力抜いて頑張りましょ。




梅雨明け

梅雨、ついこないだ明けた?

と思ったら、もう秋でしょうか?
お盆くらいまで雨ばかりだった印象です。(梅雨明け後も)

お盆を過ぎればこちらは大体いつも涼しくなってくるので、すでに秋の気配です。
雨ばかりだったおかげで猛暑日と呼ばれる日はほぼなく、暑いのが苦手な私にとってはありがたいです。夏よ、ありがとう。
特に今宵の涼しさはよきに計らってくれた感じでとても好きです。

でもやっぱり日中は30度超えなので、クーラーなし部屋での作業は勇気がいります。ウールのものを進めたいのですがちょっと遠慮(敬遠とも言う)しちゃう。

おかげで糸紡ぎの方は進みました。

しかも最近は、手元を見ずに紡ぐという技を手に入れつつあり、(誰にも自慢してもぽかんとされそうですが)やればできる感が湧いてきています。

夜な夜な、映画を観ながら糸を紡ぐ。
映画だけでいいじゃないと思われそうですが、映画が終わってもなお紡ぎ続けたり、まったくどっちに重きを置いているのかわからない状態です。

スウェーデンで出会った編み物上級者たちも、手元を見ずにすごい速さで編み物をしていて(顔見て会話しながらとか、本読みながらとか、映画観ながら編み物していたのです)、当時の私はただただ舌を巻いていたけれど、手元を見ずにできることが私にもあった!

今こそみんなで集って、手元を見ずにできる技を持ち寄っての映画鑑賞会を開きたい。なんてどうでもいいことを思う夏の夜でした。(コロナのことは忘れた妄想の話です)




Sjal i daldräll / ダーラドレルストール

Sjal med växtfärgat garn (krapp)

茜で染めた糸で織った、ダーラドレルのストール。
最近、スウェーデンの学校の時に一緒だった韓国人の友達夫婦のブログを発見し、見ていたら写真が綺麗なのはもちろん、作っているものがとても素晴らしいーー!木工の仕事をしている2人なのです。

学校にいた時からもちろん素敵だったけれど、スウェーデンの特色もしっかり入っていて、それでいてやっぱりスウェーデンだけじゃない雰囲気も含まれていて。
韓国語で書かれていたから記事は読めないけど、写真を見るだけで刺激になります。
そうか、こういうことだよなあ、と作ることの楽しさも伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。
私も続けていこう、そしてもっと面白いと思うものを織っていきたいなと思いました。離れていても刺激を与えてくれてありがたや。




Check!

以前お手伝いしたスウェーデンの織り専門誌、VÄV magasinet (ヴェヴマガジン)、こちらのブログにはずっと書きそびれていたのですがとっくに発売して、何ならもう次の号まで出ています。


この時は裂織り取材の案内役、運転手(厳密にいえば運転手を手配したのみでしたが)、通訳(これも私は半人前しか役に立てず)をしたのでした。


取材先を探すのも何もかも手当たり次第、やるっきゃない!ととにかく各方面に電話かけまくり。
電話の先で丁寧に対応してくださる方やら、単に怪しまれて終わっただけのところもあったような、ですがもう結構前の思い出。


でもその甲斐あって、自分としてもベストなコースを案内できたのでは、とちょっと自慢に思っています。(なんちゃって)

思ったより日本の博物館や資料館は面倒な手続きがいっぱいあって、でもそれさえクリアすれば意外にも敷居は低いような印象でした。



そうそう、私の織った裂織りのクッションもこの号に載せていただいています。もしどこかで目にする機会がありましたら、見てみてくださいね。

それはともかく、それをなぜ今更紹介するかというと、また色々原稿のチェックをお願いされているからです。


何がすごいかって、もう1年以上前になろうかという当時の記憶をたどらなければいけない! (綺麗さっぱり忘れた)
自分でもメモ取っておかねばいけないんだな、と今年一番の教訓であります。


それでも雑誌のライターの方の丁寧に綴られた文章を読み、あの取材の後もいっぱい本読んだり調べなおしたりしたんだろうなと、すごいなあと思いました。

私も少しでもお力になれるよう、もう一度自分の持っている資料を引っ張り出してちゃんとチェック致しましたよ。


次の号も楽しみです!!

























展示会のお知らせ in 札幌

 

– スウェーデン織りを学んで –

さっぽろ東急 6階プレミアムスクエア

9/27 (木) 〜 10/3 (水)

10.00 – 20.00 (最終日は17.00まで)

 

〒060-8619

札幌市中央区北4条西2丁目

TEL 011-212-2266 (直通)

 

札幌の東急百貨店にて、スウェーデンで織りを学んできた作家3名の展示会を開催していただくことになりました。

 

今回ご一緒する藤野華子さんは、私がスウェーデン留学中に一緒に学び、そして日本に帰って来てから初めての展示会を一緒にさせてもらった友人です。

スウェーデンのクラシックな織り模様でも、彼女に織らせると色が華やかで現代の生活にも馴染むモダンなものになるのがすごい!と思っています。

そして何よりクオリティの確かさ。学校在学中も、夜遅くまで残って作業しながら2人で、あーでもないこーでもない、と織りについて色々話したものです。

帰国後すぐの展示会後、それぞれの活動に専念していましたが、またこうして一緒の場所で展示していただけるのがとても嬉しいです。2人とも、変わったかなあ。

 

 

そしてもう一人、堀田ふみさんは、スウェーデンにいるときからしょっちゅうそのお名前が耳に入ってくるほどテキスタイル業界でご活躍されていて、スウェーデンでもテキスタイルデザイナーとして数々の作品を生み出しています。

一度、東京で通りがかったギャラリーで偶然堀田さんが展示会をされていて、しかもちょうど在廊中だったのでお邪魔したことがあります。

堀田さんの織りも色使い、そして模様の切り取りかた、そしてものの作りがとても丁寧で憧れの方です。手織りもできるデザイナーさんなんて最強です。

今回まさかご一緒できるなんて!と嬉しいけれど少し緊張しています。

現在は山梨県に工房を構えてワークショップをされたり地元の機屋さんと一緒に布地をデザインされたりと、ますます活躍の幅が広がっています。

私もいつか工房を訪れてみたいと思っています。

 

 

さらに、この企画を立てられた北のクラフトいぷしろんの舟見さんとの繋がりを作ってくださった、

スウェーデン在住の素敵な方も、今回アンティークのコレクションを並べていただくという形でご一緒でき、私にとってはちょっとスペシャルな嬉しい展示会になりそうです。

 

 

またまた残念ながら会場へ出向くことができないのですが、見に行きたい気持ちが抑えられません。

今回は私はストールを中心に出品させていただきます。

 

お近くの方はどうぞ足を運んでみてください。

よろしくお願いいたします。