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Handdukar / ハンカチ

先週山形市にオープンした、guraのオリジナルハンカチを制作させていただきました。

山形の四季をイメージしたパターンと配色です。

 

左から、冬 (素材 : コットン、リネン)、秋 (素材 : コットン、リネン)、夏 (素材 : コットン、リネン)、春 (素材 : リネン)です。

模様はどれも綾織りの仲間です。

冬の模様は、山形の冬山をイメージしています。山形に冬に訪れたことのある方は、こんなグレーの山々を見たことはないでしょうか。ちなみにこのグレーはログウッド、水色は藍で染めています。

また他の模様についても解説していこうと思います(長くなりそうなのでここでは割愛)

 

guraにはまだ伺えていませんが、蔵を改装したとても素敵な建物の中にレストラン、クラフトショップなどが入っているようです。山形がどんどん賑やかになって来て嬉しいです。

私も近いうちに行きたいと思っています。

 

 

最近友人たちと話して、ワクワクした気持ちを取り戻しました。これからの春に向けてこのワクワクのまま突っ走って行きたいです。新しい課題も与えられたので、研究もしつつ自分のことも盛り上げて制作したいと思います。

 

 

 

 

VÄV!

すでにインスタやfacebookでお知らせしましたが、スウェーデンの織りの雑誌、VÄV magasinet (ヴェヴマガジン)に掲載していただきました。

表紙のストールはその時に作っていた麻のストール。

不思議な写真です。これがまさか表紙になると思っていなかったので見た時に驚きました。

 

ヴェヴマガジンの人たちが去年山形に来た際案内をして、その時インタビューされたことが載っています。

記事には私の過去作の写真も使ってもらいました。色々と書いていただき嬉しいです。

 

 

ヴェヴマガジンの方達には過去にも1度お会いしていて、その時私はちょうどスウェーデンでの職人試験への作品提出間際。

ドキドキの頂点にいた時でした。

ちなみにその時の記事は、VÄV 2014年No.4に掲載されています。

下の写真がその記事で、写っているのが職人試験へ提出したストール3枚です。

ストックホルムの公園で撮影してもらいました。懐かしい〜

 

 

今回のVÄVでは、織り方を紹介するページにも載せていただきました。

スウェーデンで買ったとても素晴らしいウールの糸で織ったストールです。

固めの仕上がりですが、ひざ掛けとしても使えるし、私はゴワゴワしたのを巻くのも好きなのでストールとしても重宝しています。とっても温かい!

 

写真ではわざとボカしています。目がおかしいかな?と思われる方もいるかもしれないので念のため。笑

日本ではほとんど目にすることのない雑誌だと思いますが、英語版もあるし日本からも定期購読ができます。

私ももちろんしています。

スウェーデンから送られてくるこの雑誌を見ると毎回刺激を受けます!

なのでもしテキスタイルに興味のある方、写真を見るだけでも楽しいので機会があればぜひお手にとって見てください♪

 

 

 

 

Färgning / 染色

久しぶりに染色の話です。

 

ずっとやってみたかったアボカド染(アボカドで染める)です。

本当に染まるのかな、と半信半疑ながらも始めに本を読み、そしてさらにネットで検索(今はyoutubeにいっぱいあがっています)した結果を総合して、自分でやってみよう!とやってみました。

 

煮出した直後は色が薄くて、これはあまり色が出ないかと思いましたが心配いりませんでしたね!

綺麗な赤い色の抽出液が出てきて、そこに糸を投入するとピンクに染まってきました。

この絶妙なピンクは、化学染料で染めるのはちょっと難しいかもしれません。

やはり植物の色は深みがあってキレイ。

 

媒染いらないかなーと思いましたが、一応アルミで媒染しました。

色持ちがどのくらいするのか、観察してみようと思います。

 

まだまだ染めたい糸がたくさんあるので、暇をみて染めていきたいと思っています。

 

そして染めた糸で作りたいものが!

この冬が終わって春になって、夏が来て秋になりつつある頃に取り組めたら、と長いスパンで考えております。

時間は意外とある、と自分に言い聞かせています。