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Iceland

旅の思い出つづく。

 

ずっと持っていた願望、アイスランドへ行きたいという夢がついに実現しました。

一緒に行った友達はかつてアイスランドに住んでいて、出会った当初はアイスランドの話ばかりしていました。

私にとっては夢の国、彼女にとっては懐かしい第二の故郷。

 

 

一口に、素晴らしかった!というだけではなく自然と人の近さゆえに荒々しい自然を前に無力すぎる自分を感じたり、今まで見たことのないような地形と色と、空気と風。

季節の全部がそこにあるようなとても不思議なところでした。

 

友達が全部手配してくれたので、おまかせ旅行になってしまったのですが、自分だけでは到底行けないようなところにも行けて本当にありがたかったです。

色々なミラクルも起こりました。

 

飛行機の到着が遅れ乗るはずだったバスを逃し、次に出るバスに乗れるかどうかギリギリ。

これも逃してしまうと最終バスまで5時間くらい待たないといけない。

しかしどう考えてもそのバス停までたどり着けそうにないと諦めかけたとき、突然現れた白髪に全身赤い服のエンジェル。(年配の女性でしたが)

 

いきなり、この車に乗りなさい!とレッドエンジェル。

突然のことに驚きをかくせず、というかこのひと、だれ?!という私の疑問すら受け止めてもらう暇もないまま猛スピードで車を飛ばし、バス停まで送ってくれたのでした。そしてバス出発5分前到着という奇跡。

 

大喜びの友達。

後で訊いたら、ついさっき空港で出会った人だったという。不思議なことが起こるもんだ。

とにかく、色々な人に助けられました。

 

最初の目的地は、友達の友達のファームでした。馬が25頭、羊が200匹にうさぎ、犬、ヤギを飼っているのでした。

行った時が白夜の時だったのでいつまでも明るく、夜の散歩がとても気持ちよかった。

 

 

夏至の夜の散歩。

目の前に広がる自然の大きさに圧倒される。写真に撮ると、こういう景色あるよねという感じになってしまうのが勿体無い。

 

 

晴れてると思うと大風と大雨になったり、と思うといきなり太陽が顔を出して暑くなったり。

 

夕飯後の散歩に出ようとするわたしたちを、先導してくれた賢い子。

ぼくが守る!とでも言いたいのか、このへんのこと何も知らないんでしょ、ぼくに付いてきなよ。というつもりだったのか。(どちらかと言うと後者かな)

小柄だけど頼りになるリーダーでした。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

canoe

 

今回の旅で楽しかったことトップ10を報告してねと、友達に言われてから思い返してみたけど、たくさんありすぎる。

報告してと言った本人は覚えているかわからないので、ここに報告。(忘れっぽい子なので…)

 

スウェーデンは湖だらけ。

とりわけ、今回会いに行った友達の住んでいるところには大きな湖があってとてもいいところでした。

 

ずっと前から、2泊くらいのカヌーのツアーをしよう!と計画して会いに行ったのだけど、結局体力的な問題や天気が悪くなるかもしれない、ということで日帰りで行ける範囲に計画変更。こう言った変更はこの国では実に頻繁に起こることなので想定の範囲内でした。

 

 

友達に連れられて行った湖畔にはカヌーが二艇、野ざらしにされていました。

そのうち一艇を借りた、という友達。(もう一艇の、友達が乗る方は対岸にあるようでした)

 

みんなで協力してそのカヌーを水に浮かべ、私が乗り込むとパドルを渡され、スタート。

何の前触れもなく、準備らしい準備もなく出発することになったのでした。

 

日本だとインストラクターの指導やら、行ける場所行けない場所といった制限がありそうだけど、全くなし。

なんてハードルが低いんだと思うと同時に、自分で判断するという厳しさもあるし、でもこっちの方が判断力もつくし自然の中にいることを実感できるよなあと思うのでした。

 

初めは腕が疲れる!と参ってしまいそうになりましたが次第に体が慣れてきて、とても心地よい日差しと見渡す限りの綺麗な景色を堪能しました。

途中、小さな島に上陸して豆を煮て作ったスープ。

あらかじめ水や食料を積み込んでいったので島で調理して食べて、コーヒーも飲んで大満足な時間。準備の良い友達に感謝。

 

 

帰りは風が強くなり、湖に波が立ってカヌー内に水が侵入。

ズボンもずぶ濡れになったり靴下が濡れたり、それぞれ被害もあったけど転覆することもなくよくしのぎました。

 

 

日本でもこんな感じで自然を楽しめたらいいのになあ。

日差しがあると暑いけど、ちょうど曇りだったのでとても気持ち良かった。

何より景色が最高。そして驚くほど静か。

 

それに友達が細部にまで気を配ってくれて本当に素敵な人だなあ、と実感。

またカヌーをしに行きたいです。

そしてキャンプも!すっかりアウトドアに目覚めたのでした。

 

 

 

 

 

Norrut / 北へ

しばらくお休みしていました。

 

短いようで長かった旅でした。でももうちょっといれたらよかったなと思ったりもしますがとにかくとてもいい時間でした。

見てきたものや感じてきたことをひとつずつ言葉にするのは難しいですが、行く前は想像していなかった展開が様々起こり、想像以上の出会いがありました。

この関係はずっと続いて行くだろうし、いつでもまたそこへ戻っていけるような気がしています。

 

そして、生活することも織ることも食べることも同じくらい自分にとって平等で

ひとつの丸の中に入り混じっていたら嬉しいなと思っています。

 

 

旅の様子を、少しずつ紹介できたらいいなと思います。

お付き合いいただけたら嬉しいです。