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Thank you!!

札幌東急での展示会が無事に終わりました。
見に来てくださった方、気にかけてくださった方本当にありがとうございました。

普段なかなか心と時間の余裕がなくて、ゆっくりタペストリーやマットといった大きなインテリアのものを織れないのですが、今回はじっくりタペストリーを織る時間を取ることができました。マットもです。

スウェーデンで見て来た数々の素晴らしい織りの資料をもとに模様を書き起こし、少しアレンジも加えながら織りました。
ずっとこういう風なゆっくり進む織りをしたかったなあと思いながら。

また原点に戻れたような気がします。
ありがたいことにタペストリーは出会いがあり、もう私の元には戻って来ませんが、旅立ってくれたことがとても嬉しいです。

またタペストリーを織りたいなと思います。(写真がすぐに出てこないのでそのうちまた載せます〜)

本当にありがとうございました!




Exhibition in Sapporo

札幌東急での展示会、いよいよ明日までとなりました。

初日には、ほんの少しの時間でしたが在廊させていただきました。
短い時間の中で感じたことは、やっぱり直接お客様の反応を見られることはいいことだなあ、ということです。

どの布も堂々と並んでいて、そして誰かが試しに巻いてくれる。
そうすると、普段作って並べているだけではわからない魅力が出てきて、見え方が変わるのが不思議です。
布にしても何にしても、買っておいておくだけじゃもったいない、使って初めてそのモノが生きてくるように思いました。

人生の短い時間の中で、自分の好きなものを選んで使う、そして楽しむ。
これこそ醍醐味ではないでしょうか。
と言って、どちらかというと私はしまっておいてしまうタイプなので、使おう!と自分に言い聞かせました。

今回久方ぶりに北海道に行きましたが、やっぱり良い!!10歳の時に家族旅行で北海道に行き、将来はここに住むんだと決めて帰ってきていたのですが、やっぱり良かったです。10歳の自分の見立ては外れていなかったぞと思ったりして。

景色もさることながら、空気も綺麗で人も優しくて、振り返るたびにうーん、良いなあとしばしの余韻に浸かっています。

色々な意味で肩の力が抜けて、良い時間でした。

残り1日ですが、展示会の方ももしご覧頂ければ嬉しいです。




Exhibition in Sapporo / 展示会のお知らせ

すっかり直前のお知らせになってしまいました。

20日から札幌東急百貨店にて展示会をさせていただくことになりました。

心惹かれる手織りと手彫り
スウェーデンで学んだ3人展

2月20日 (木) 〜 26日 (水)
10時 〜 20時 (最終日は17時まで)
さっぽろ東急百貨店6階プレミアムスクエア

高橋朝子 (木彫作家)
藤野華子 (染織家)
大滝郁美 (染織家)

初日のみ在廊予定です。営業時間中ずっといるわけではないのですが、可能な限りいようと思います!
お客様の前に出るのが久しぶりなもので、ドキドキしています。
家で見ていたものが他のお二人の作品に囲まれて、どう映るかしら。。。

ぎこちないかもしれませんが、ふらっと立ち寄ってくださる方がいらっしゃいましたらうれしいです。

久々の外出。
今日久方ぶりに車の運転をしましたが、まだ大丈夫でした。笑

曜日感覚、季節感、そして人との距離感。こもりすぎたもので、取り戻さなくては、、、!

本日荷物をすでに送り出しましたが、最後の悪あがきで夜な夜な、さらに色々できるかなーと長いこと保留にしていたものをやってみましたが、やっぱりうまくいきませんでした。
なのでこんな夜分に、ついでにブログも!と更新してます。
こんな更新頻度ですみません!!

どうぞよろしくお願いします。




Colors of winter / 冬の色

冬の色は何色?

京都のUmweltさんに季節ごとに納品している麻のハンカチ。
遅くなりましたが、今年の冬の色です。
以前もこの写真はブログに載せましたが、迷わずこの月山の色を織ろうと決めて、織り進めました。

この暖冬で、いつもなら今時期は雪景色なんだろうなと思いながらも、草を眺める毎日。
冬がまだやってこないような気持ちがして、物足りなくなってしまいます。


先日母が、私の専門学校時代の文章を引っ張り出して来てくれ、久々に読み返してみました。
もうなくなってしまった愛しき母校ですが、大事なことを私の中に残してくれたと思っています。

当時、三年生の終わりにそれぞれが研究テーマとして取り組んでいたものを、発表するべくまとめた文章でした。

私のテーマは、「色をかたちにする」でした。

20代前半はまだ織りとしっかりと出会ってはいなかったので、その方法は身近なものに染色したり、刺繍したりという方法でしたが、どうやって色をかたちにしよう?と思って何か手を動かしていたんだと思います。

その方法は今は織りになりましたが、テーマとしては全く変わってないなあと思いました。これからもきっとそうなんだろうけど。

もしかして今後織りではない違うものにかたちを変える可能性もあるのかなあとふと思いましたが、織りは織りでいろんなプロセスがあってどれもとても好きです。
私の織りは、染色とは切り離して考えられないものなので、色を染め、織りながら細く長く続けていくのであろうなあと思いました。